インド映画と言えば、ヒットした『ムトゥ踊るマハラジャ』『R.R.R』など上映時間が3時間くらいと長く、突如挿入される歌も踊りが知られています。
でも先週末に観たこの作品は上映時間が2時間しかなく、歌も踊りも出てきません。
その代わり、観終わった後に幸せな気持ちがあふれ出る、そんなインド映画です。

花嫁の実家での結婚式の後、ベールをかぶったままの姿の花嫁とインドらしい満員列車で新郎の実家に帰ると、そこにいた花嫁は別人。
信じられないような取違いが満員列車内で発生します。この花嫁や置き去りにされた花嫁は果たして新郎の元に帰れるのか。そして、取り違えがおきた理由は何なのか。
その理由、花嫁たちやかかわる人々の振る舞いがラストの幸せな気持ちに帰結します。
そもそも満員列車に新郎新婦が乗車するなんてことは日本では考えられませんが、そんな驚きのインド事情が、あり得ないことに自然さを与えています。
インド女性の置かれた状況を踏まえ、取り違えられた2人の新婦の生き方にグッときます。
その至福のラストへ向かわせてくれたのがヒット作『きっとうまくいく』のアーミル・カーンの元妻キラン・ラオ監督ということで、ここでも大納得。男性にとってはドキッとするセリフも出てきたりするなど新婦へのエールもしっかり。
ちなみに池袋ルミネの8階シネリーブルで観ました。
小さな映画館での上映が多いですが、将来ネットなどで観られるようになったときのために、タイトルを覚えておいてくれると嬉しいです^^