都内のイベント・紅葉など寄り道しました。
愛知県の明治村11月28日記事の続きです。
色付く葉たちの先に十字架のある白い建物。
ここは4丁目に接した5丁目の端です。
(51)京都市の聖ザビエル天主堂、です。
陽ざしを受けた厳かな外観の建物。
16世紀に来日したフランシスコ・ザビエルを記念し、京都・河原町三条に建てられたカトリック教会です。
フランスからの図面をもとに宣教師が設計し、大阪の大工さんが施工したそう。
ゴシック様式の室内。
随所に散りばめられたステンドグラス。
もちろん当時のままの聖像もあります。
神聖な雰囲気に包まれた室内。
クリスマスツリーもありました。
12月記事にピッタリですね。
そんな少し高台の天主堂から接している4丁目を見下ろします。
一転して庶民的風景です。
芝居小屋らしい建物。
提灯を飾って当時の芝居盛上がり雰囲気を醸していました・
良く見ると、演目の絵看板が掲示されています。
『婦(おんな)系図』 泉鏡花の有名作。主人公・主税(ちから)と純真で義理堅いお蔦つたとの悲恋と権力主義への反抗を織りまぜた小説です。新派悲劇の代表的狂言となったそう。(一部紹介文を引用)代表的演目としてケイジされるのも納得です。
『滝の白糸』 泉鏡花原作の悲恋を芝居化したものもありますが、絵からして水芸のようですね。どこからか出ていた水に扇子を近づけるとその扇子から水が出たりする水芸。TVで観たことありますが、なかなか舞台に映えます。
内部へ入ると、おおっ!
正面に舞台、桟敷席。
席を取り囲むように花道があります。
明治時代の芝居小屋がそこにはありました。
有名芸人・役者の写真もありました。
エンタツ・アチャコ、一世を風靡した喜劇芸人で名前は聞いたことがあります。
そして、長谷川一夫。世紀の二枚目役者として名が知られています。
明治の大衆芸能の活気を今に残す呉服座でした。