市電の中間駅である京都七条駅。
名古屋駅から市電がやってきました。
敷かれた石畳に、木枠が雰囲気ある電停。
親子が待つ光景は、タイムスリップしたようでした。
そんな京都七条駅に、反対向きの電車が停車。
ここから乗車し、品川灯台駅を往復して戻ってきたんです。
戻ってきたところを車窓さん後ろ姿とともにパチリ。
観ても乗っても楽しい京都市電は、青空にトロリーポールが映えていました。
そんな京都七条駅からほど近いところにある2丁目へ向かいます。
最後の訪問丁目です。
どうですか、このたたずまい。
赤レンガ通りに並ぶ建物たちです。
明治時代らしい和洋折衷を感じることが出来ます。
明治村の紹介にも使われるシンボル的風景なことも納得。
その通りの入口に位置している石造りの建物。
(21)札幌電話交換局、です。
当時高価な交換機を火災から守るために北海道の石材を用いて建てられたそうです。
重要文化財にも指定されたこの重厚さ、銀行といっても通じますね。
重要文化財といえば、木造建築の民家もあります。
(18)名古屋市の東松家住宅、です。
切妻造りの屋根をのせた3階建て。
江戸時代は平屋だったものが、明治時代に数回増築されての結果だそうです。
建物内へ入ると、上方にこの空間。
横梁が入っている姿は、まるで鬼滅の刃に登場する無限城の一角みたいです。
間取り図の解説にもある通り、お店を構える現在のマンションなど店舗兼住宅の原型ともいえる建物でした。
赤レンガ通りを先へ進むと一転して洋風な建物が登場。
(17)長野県大桑村の清水医院、です。
外観に対して内部は和風な診察室でした。
この外観は相当目立ったでしょうね。
当時の写真も掲示されていました。
東京で医学を学び村に帰った清水半次郎氏。髭をたくわえた姿に明治を実感できるほど、今でも通じるオシャレな建物です。
そして、赤レンガ通りの最奥に素敵な洋風建築物が登場。
玄関から赤レンガ通りを見下ろすのも清々しいこの建物は、擬洋風建築物と呼ばれています。
確かに、外観写真の建物両側にある平屋建ては日本風の母屋を感じさせますね。
中央部2階には村長室があります。
名誉村長の阿川佐和子さんがいらっしゃいましたよ。
ハイカラ衣装がお似合い^^
その村長室のバルコニーから2丁目を望みます。
爽やかでいい気分でした。村長もはりきったでしょうね^^
激動といわれた明治時代、西洋文化と交わった時代の“静”雰囲気を建造物や乗り物で魅せてくれる明治村は素晴らしい屋外博物館でした。
再放送のポスターが村内にありました。
本木雅弘さん、凛々しくてかっこいいですね。
そんな明治時代から現代へ戻る路線バスの発車時間が近づいていました。