青空に松の緑が映えます。
地下にホームや改札口のある辰巳駅の地上出口です。
三保の松原、虹の松原など、水辺の樹木といったら松。
ここ辰巳も東京湾という水辺に近い土地だけあってか、松が似合います。
12年に一度大注目される辰巳駅。
辰巳という地名は、皇居から見て辰巳(南東)の方向にある埋立地だったことから名づけられたといいます。
同様に辰巳という地名は、近くには千葉県の辰巳台、遠くでは一昨年旅行した徳島県にある阿南市内など、十数か所あります。
面白いのは、『巳』のつく地名はほとんどが辰巳なことです。
確かに『巳』は干支以外ではみない漢字、干支方角の地名でしか使われていません……
……かと思ったら、「みずのとみ」と読む『癸巳』の地名がありました。
北海道中央部の美唄市にある癸巳(きし)町。
しかし、いずれの街にも街名を代表する駅はありません。
有楽町駅を発車して10分ちょっと。
ゆりかもめの始発駅であり、ららぽーとや高層マンションで活気ある豊洲駅を発車すると車内表示に辰巳駅が現れました。
乗ってきた東武50000系を下車します。
新木場に向かって発車する車両の音が無くなると、無音のホーム。
到着した辰巳駅は少し照明を落とした、静かな駅でした。
昨日記事のポスターは、そんな駅の改札口を出た左側にあります。
けっこう大きかった!
それにしてもホントよく考えられたデザインですね。
各列車が到着するたびに自分と同じようにポスター訪問する方々がチラホラ。
ポスターと同時にスタンプもありました。
ポスターと同じようなデザインなれども、絵馬風になっているところがポイント高いです。
こちらは12年前のスタンプです。
ポスターも連動していますが、シンプルな辰と巳のデザイン。
先般記事の通り名古屋・岐阜・大垣の各駅スタンプは廃止になっていました。
今年の辰巳駅も無いかなぁって思っていたので、あって嬉しかったです。
そんな辰巳駅から地上へ出ました。
少し暗めな駅構内とは対照的な公園風景。
奥の公演・高層マンション背景に龍のモニュメントがありました。
巳は……見つからなかったですね。
日本で唯一『巳』のつく駅は、都心ながら緑多いの公園の地下にある駅でした。