『ドラゴン桜』『VIVANT』などTVドラマで阿部寛の濃く熱い演技が好きな方にはたまらない一作です。
自分もそうなのですが、まさに阿部寛あってこその映画でした。

世の中の真実に切り込むことを売りにした人気報道エンターテイメント・ショウタイムセブン。
かつてメインキャスターだったのが阿部寛の役どころです。
しかし降板し今では視聴者参加型の緩いラジオ番組のパーソナリティになっていました。その番組に視聴者からあるテロ予告の電話が入りその通りになってしまいます。なぜ彼のところに予告がきたのか?彼はどう対応するのか?犯人の目的は?これら疑問を抱かせながら生放送中のショウタイムセブン番組スタジオを巻き込んだ緊迫の心理戦が繰り広げられます。
とにかく話の流れがスピーディーで、畳みかけるエピソードにより緊迫感とともに疑問が増幅し続ける展開は見事。魅入ります。
視聴率最優先なショウタイムセブン制作役の吉田鋼太郎がさすがの巧さ。
安全なところ(お茶の間)にいて、興味本位で重大事態のリアルさを求める視聴者のズルさのような耳のいたいところもついてくる『ショウタイムセブン』でした。
2025年:松竹、監督:渡辺一貴、オリジナル脚本:キム・ビョンウ、主題歌:Perfume