
小さい蜜壺から一筋。
くねる透明な蜜です。


門前仲町の都バス停から交差点角を右折して都営地下鉄大江戸線の出入口方面へ向かいます。
さらにその2本先の道を深川不動尊方面へ右折。
100m行くか行かないかのところに町家風のお店が現れます。

甘味処・いり江さんです。
昭和初期から寒天製造を手掛けていて、1970年頃に今の甘味処を開店。
ちなみにいり江の名は、運河入り江になっていた地形に由来があるようです。

和風甘味処にピッタリな町家風造りのお店に入ると、これまた民芸調雰囲気。
人気あり混むと聞いていたので、開店の11時すぐに行きました。
一番乗り^^
注文して数分、静かな店内にクリームあんみつが登場しました。

どうですか、このこし餡の形。
へらですくったように波うっています。
なかなか出会わない餡のスタイルはいり江さん独特でした。

そしてもう一つの独特さ。
蜜が選べるんです。黒か白。
今回は白蜜を選びました。
あんみつ というくらいなので蜜は非常に重要な要素です。
お店の考え方にもよりますが、黒蜜が多いですかね。
サトウキビ由来の黒糖をベースにした黒蜜は蜜自身の風味が強く、粒あんよりの力強いこし餡との相性がいいように感じます。
一方、氷砂糖や白糖をベースにしている白蜜は、色が薄めで品を持たせたこし餡をより引き立ててくれます。
後者ないり江さんのこし餡なので白蜜にしました。

1枚目の写真のように白蜜をかけた完成形です。
器デザインが下町老舗感を醸していました。
創業の寒天はいわずもながの食感。
アイスクリームもそれなりの乳脂肪分があって、餡と引き立てあってくれます。
お菓子風求肥の評価は分かれそうです。
塩気の赤えんどう、酸味の缶詰フルーツもしっかり役割を演じています。

落ち着いた店内で能したいり江さんのクリームあんみつです
店内から見える暖簾、その先の明るさ。