『相棒』『特捜9』『科捜研の女』など警察物の連続ドラマを得意とするテレビ朝日。
12年続いた看板ドラマの完結を描く作品です。

タイトル通りに取調室内の緊迫した攻防が最大の見どころ。
25年前頃に日本テレビ火曜サスペンス劇場でいかりや長介主演『取調室』がありました。そのタイトル通り物語の序盤で早々に容疑者が特定され、いかに落とすかという部分に焦点を当てた緊迫感の高いドラマです。
『緊急取調室』はその『取調室』に犯罪の内容、出演者や取り調べのメンバーにエンタメ性を持たせたところが12年も続いた理由と思います。
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優れた犯罪ドラマには、背景となる動機に納得感(共感できる部分)が必ずあります。今年大ヒットしている『鬼滅の刃』でもどうして鬼になったかの部分で大きな感動を生み、憎むべき鬼の生きざまに涙した人が多数。
『緊急取調室』もその動機をいかに見つけ容疑者からを落とすかが見どころです。
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天海祐希役どころの熱さ、小日向文世役どころの冷静さなど、多彩な取り調べ官たち。
対峙するのは、なんと現役の総理大臣。
今の日本でこれ以上の容疑者がいるでしょうか。
「12年間の総決算にそうキタか!」とファンには堪えられない贈り物のような作品でした。
実際の事件で公開が延期され、総理大臣役を石丸幹二の変更したのは大正解と思えたことを添えます。
2025年:東宝、監督:常廣丈太
