看護師不足なのに常に満床なスイスの公立病院が舞台。
息つく間もない激務に加えて同時並行に発生するトラブルに対処する看護師が主人公です。
医療大国といわれるスイスなのに、こんな状況なんて……。

脚本と演出でリアリティさをより濃密にした院内ドキュメンタリー風エピソードたちによる圧倒的没入感。
遠いどこかの国の話ではなく病院という誰にとっても身近な存在だけに、受け身の鑑賞に留まらず「あの場面で私が患者だったら」「患者の身内としてどう接しただろう」「あちゃ~自分もやっていたかも」など心の声により思わず参加させてしまう力を持った作品です。
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そして演出されているとは思えない主人公役・レオニー・ベネシュの看護師ぶり。
そんじょそこらのサスペンス映画に勝るスリリングさは見ごたえあるエンターテイメントになっています。
説教臭いところはありません。感じて参加することで心構えが自然に湧いてくる。
入院する可能性が大きくなる50歳以上必見にしてもいいくらいと思いました。
映画館で観ましたが上映箇所が少ないので、今後のネット視聴機会にぜひ!
2026年:スイス・ドイツ、監督:ペトラ・フォルペ

(有楽町ヒューマントラストシネマにて鑑賞)