
大人気だった寝台特急列車、車両の色からブルートレインと呼ばれました。
数多く走っていたブルートレインの中で最も長い距離を走った列車が富士でした。
東京駅から日豊本線経由で西鹿児島駅(現鹿児島中央駅)までをほぼ丸1日をかけて走った富士。その後に宮崎駅/南宮崎駅、大分駅までと短縮運転されましたが、その時の車両が写真のスハネフ14形です。

この車両が設置されている、正確には設置されていた場所は、山梨県の富士急・下吉田駅です。富士山と五重塔と桜という絶景への最寄り駅として度々ワイドショーにも登場していました。
その駅構内にスハネフ14形をゆっくり眺められるスペースが”ブルートレインテラス”です。
ところが4月18日に富士急からのお知らせが開示され、「17日をもって営業終了」していました。
構内工事のためと理由の記載はありましたが、予告では無くいきなりなので少し驚きです。
2回訪問したその2回目(2017年)の写真でスハネフ14形を振り返ります。

車両を眺めるだけでなく、車内へ入れました。
入口である2つ折り扉の上に★★★。
客車2段式B寝台車を表しています。(参考:★客車3段式B寝台車、★★電車3段式寝台車)

片側にまっすぐ伸びる通路。
右側に並ぶ寝台。
2段式B寝台の車内です。

落下防止用の2本のベルトが印象的な上段。写っていませんが写真手前側に荷物棚があって、収納に便利でした。
一方、シーツ敷や着替えに便利だった下段。
どちらの利用も思い出深いです。

下段には折り畳み式の小さいテーブルがありました。
小物置きに役立ちました。缶ビールとさきいかなど置いたことも。
その目の前には、大きいガラス窓の下に四角い枠。

引き出し式の椅子です。
夜中に目覚めた時の息抜きに暗い車窓に流れる灯りをボートみたり、夜明け後に上段の利用者が寛ぐ場所でした。

椅子を引き出した通路の光景。
セピアにすると、まさに思い出の1枚です。

下段に座り、上段へ昇る梯子越しの車窓には、165or169系の湘南色急行。
165系だったら静岡駅で急行東海に出会ったみたいでした。
記憶の寝台列車旅を思い出させてくれた下吉田駅 “ブルートレインテラス・スハネフ14形” の記憶です。
