1月23日記事の『旅と鉄道』を読み返しています。
特集の”話題の列車50選”、”旅情のローカル線50選”は40年前の各地を訪れた鉄旅想い出とリンクしてたまりません。
・天北、ニセコ、はくつる、銀河、きたぐに、火の山 など列車。
・標津線、羽幌線、二俣線、宮津線、三江線、大隅線、などローカル線。
そのような中で列車でも路線でも選ばれているところが数か所ありました。
とりわけ印象に残っているのが只見線です(列車は急行奥只見)。
新潟県上越線・小出駅から福島県磐越西線・会津若松駅の135.2kmを結ぶ路線。
2011年夏の豪雨による橋梁流出などで途中区間が不通になりましたが、懸念されていた廃線が回避され2022年に全線運転再開になった只見線です。
1986年2月頃と2010年12月、2020年1月の3度、全線乗車しました。
最初の乗車時は、その車窓に驚いたものです。
小出駅を発車してしばらくはのどかな魚沼盆地が車窓に広がりますが、1時間ほどした大白川駅辺りからは山深くなり、谷沿いや長いトンネルと車窓が一変しました。
沿線でそれなりの街を形成している只見駅辺りは瞬間的に平地になるのですが、その先は山深さが復活し、険しい森林やいくつもの橋で只見川を超えていきます。そして川幅が広くなったところに只見線の中間地点になる会津川口駅があります。
長旅の中間であり、2-30分の長い停車時間で列車も乗客もひと息ちったところでしょうか。
その停車時間を使いホームで撮影するのがお決まりの行動です。
1986年2月頃
車両はブログのタイトルにもなっているキハ58系。
乗車したのは冬なので急行奥只見は運休していましたが、車両は同じキハ58系でした。
只見川そばのホームで背後に奥会津の山々。絵になる風景です。
2010年12月
車両がキハ40系に変わっていました。
行先がそれぞれ小出、会津若松になっています。まさに中間の駅らしいですね。
2020年1月
只見駅・会津川口駅間が不通だったので、会津若松駅・会津川口駅間折り返しでした。
ホーム片側だけの車両。
それでもホームの背景は変わることのない只見川と奥会津山々による絵画のような風景です。