新年早々、ドエライ作品に出会いました。
戦争の生き残り主人公アイヌ少女のバディムービーであり
過酷な雪の生活の中で熊はじめ諸々と戦うサバイバルムービーであり、
アイヌ生活の新鮮さ、生活の知恵、信条などある意味異文化に触れられる作品なんです。
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そのような全体感の中、特に印象に残ったことが2点あります。
・主人公・杉元を演じる山崎賢人とアイヌ少女役・山田杏奈のキャラのなんと魅力的なこと。見た目や立ち振る舞いからのギャップあり、スクリーン大画面どアップでも観る者にビンビン迫ります。彼らが埋蔵金探しに付き動かされる動機にも納得でき、応援したくなる2人なんです。
・日露戦争シーンはじめアクションとサバイバルシーンで高揚させられたかと思えば、アイヌ生活とのギャップで笑わせられる。この緩急の付け方が絶妙です。連続した緩急が最後まで続き、波に浮かんだ小舟が気が付いたら終映という岸にたどり着いたようです。
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原作あることは知っていましたが読んでいないので、『ゴールデンカムイ』の全体像・世界観を把握しておらず、予告編の激しいアクションをイメージして観たのですが、予想をはるかに凌ぐ見応えの作品で、大々オススメです。
最後にひとつ。
あっと驚くシーン多いんですが、強烈だったイメージを添付します。串だんごが一体……杉元~!!