邦画なのにこの英語タイトル。
でも、観始めるとこの英語タイトルしか思いつかなくなります。
市井の人の日常が何故にしてこんな格好つけたタイトルとマッチするのか?
それは主人公を演じカンヌで主演男優賞に輝いた役所広司による演技とは思えない公園トイレ清掃員・平山ぶりにありました。
清掃員の日々を綴ったこの作品がこれほど注目されるのか。
新作なので、ネタバレにならない程度に、印象に残った4点を。
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見上げる。
主人公のトイレ清掃員は屋外で見上げるんです。
見上げた世界は高く広がっています+α。
考えたら、トイレ掃除やポスターにもなっている夜の読書など屋内で見下げると自分の背の高さ分の世界しかありませんから。
音。
今の世、音が溢れていることに改めて気づかされました。
平山氏の1日に欠かせない音。平山氏だから聴ける音。溢れない世界に響く音の素敵さを実感です。
缶コーヒー。
チラとデザインが見えます。
あはは、気づいたときには思わずにんまり。
デザイントイレ。
この作品がアカデミー賞とり更に世界で注目されたら、日本に来る世界中の観光客がトイレ&清掃員を観にくるかもしれません。
トイレがキレイっていいですよね。いつも清掃してくださる皆さんに感謝です。