背景に汐留の高層ビル。
ここは新橋です。
ちなみにこのC11は、東京で走っていなく姫路機関区に所属していました。
1972年の引退時に状態が非常に良かったので選ばれたそうです。
そんな新橋駅から日比谷公園の方へ歩いて7-8分。
内幸町駅の北側、日比谷公園の南端に特徴的な建物が見えます。
コンサートに使われる日比谷公会堂が背後にある複合建築物。
1929年建設とほぼ1世紀になる歴史的な存在価値を有しています。
その市政会館の西側(市政会館写真の左側)に日比谷図書文化館があります。
その文化館で竹久夢二生誕140年、没後90年記念特別展が開催されています。
正面の柱ポスターと奥のイチョウが素敵なエントランス。
「夢二式モデルルームへようこそ!―夢二好みの室内空間―」とタイトルが付けれられています。
夢二が創造し、夢二らしさが伝わる理想的な室内空間を「夢二式モデルルーム」として、数々の抒情的な美人画など絵画や遺品、当時の写真で紹介していました。
中でも写真の通り生活空間を描いたイラストレーションや雑誌挿絵など、一般絵画でない展示物に、夢二の描いた世界観を垣間見れれて興味深い美術展でした。
現在NHKでドラマ『坂の上の雲』を放映していますが、その激動の時代からあまりたがわぬ時期のこの夢二の創作活動を想像すると、驚きでもあります。
鑑賞終って館外へ出ると秋終盤の日比谷公園です。
東京を見続けてきたイチョウが今年も素晴らしい季節色付きを魅せてくれました^^
(12月15日まで開催)