「さらば～地球よ～旅立つ船は……♪」
リアルでTVシリーズを観た世代には、今でも条件反射的に心揺さぶられる主題曲です。
47年前の公開作リマスター版上映にいきました。
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遊星爆弾により放射能汚染され壊滅間近の地球を救うべく、14万8千光年という途方もない距離にある惑星を往復し、汚染除去装置を1年以内に持ち帰るミッション。しかも銀河を征服しようする強大な敵と戦いながら。
そのミッション内容も困難さもわかりやすいストーリーに、戦艦大和を大抜擢して宇宙に飛ばすという斬新な設定に当時魅せられました。
波動エンジンによるワープ、決定的な破壊力を有する波動砲など先進科学、古代進他若いクルーたちの成長物語、対象的に決戦での冷静な指揮官ぶりを発揮する沖田艦長や征服者らしい冷酷さあるも男気あるデスラー総統のキャラ設定など、特に男の子を惹きつける魅力にあふれています。
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その男の子が47年経ってだいぶおじさんになっても、たとえば七色星団決戦などあの頃のワクワク感が一瞬でよみがえるんですから、単にアニメを超えたホント凄い作品です。
そのよみがえりの功績はリマスターでよりクリアで迫力を増した宮川泰の音楽にありました。場面場面で緩急をつけた楽曲はスクリーン上の画をより印象度の高いものにしてくれました。
リメイクされ続けている『宇宙戦艦ヤマト』、TV版の再編集映画という位置づけを超えた輝くアニメ映画です。
