2023年:ディズニー、監督:ニア・ダコスタ
アイアンマン
ブラックウィドー
ハルク
マイティソー
ドクターストレンジ
など、マーベルコミックのヒーローたちご存じですか?
それぞれ実写化されて、各々キャラ誕生の物語など個々に楽しんだのち、
ヒーローが結集しアベンジャーズというチームになって、
宇宙全生命体の命運を握るサノスというラスボスと命がけで戦う『インフィニティウォー』『エンドゲーム』へ収斂する。
……そんなアベンジャーズ側最強のヒーロー(ヒロイン?)が、
アメリカ空軍パイロットで銀河系紛争にまつわる事故で強大な能力を手に入れたキャプテンマーベルです(2019年に初映画化)。
そんな彼女が、空軍時代の仲間の娘やキャプテンマーベルおたく高校生とチームを組み、とある惑星や地球の危機を、コメディ交えながら救うお話です。
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前述のヒーローたちやこれまでのアベンジャース作品はSF映画アクションらしい楽しさあります。
しかしマーベル自身2009年にディズニーに買収された影響がだんだん出てきて、
その壮大なヒーローたちの物語も収斂されず、さらに広がり、加えて
この『マーベルズ』などディズニー+で前日譚なる高校生の話を流していたりします。
映画単独でなく、他のメディアと複合された放送形態に組み込まれた映画なのです。
映画ならではのスクリーンで繰り広げられる迫力はもちろんありますが、そこに至る背景が十分につかめないと作品への共感度合いが薄れます。
『マーベルズ』はなんとかついていけましたが、これからどうなるのか。
映画がフィルムからデジタルになったことで実写化不可能な作品が映画になったり、観る場所を選ばなくなるどこでも観ることができるのは便利さと引き換えてしまったもの……この投稿文を書きながらチョット考えさせられた『マーベルズ』でした。
主演:ブリー・ラーソン(『ルーム』でアカデミー主演女優賞に輝く)、観た映画館:TOHOシネマズ上野