2023年:ワーナー、監督:三池崇史
このミステリーがすごい大賞受賞作を三池監督が映画化しました。
これは、なんか凄そうな予感。
怪物の木こりという絵本に出てくる怪物の仮面をかぶった犯人が、
斧で被害者の頭を割り脳を奪い去る猟奇事件が発生します。
事件の背景や犯人の目的を、ピッタリな役どころのプロファイラー・菜々緒と共に観客も追うと、そこに驚愕の事実が!
ポスターに大きく出ている亀梨和也がどう絡むのか、怪物の木こりとは何なのか。
公表されている通り、サイコパスが本作全編に通じるキーワードです。
ヒッチコック監督の『サイコ』、フィンチャー監督の『セブン』がそうであるように、
サイコパス作品のキモはラストで、驚愕そして絶望で観る者に余韻を与えます。
小岩井宏悦の脚本と遠藤浩二の音楽が生むサスペンス感で観客を惹きつけながら、
今回 三池監督はどう〆たのか。
そうきたか! このミステリーがすごい大賞受賞作であることを
思い返した『怪物の木こり』でした。