提灯の先にお堀。
武家屋敷の案内立札が見えます。
ここは松江市、松江城の北側に位置する塩見縄手という地区です。
伝統美観地区に指定されているだけあって雰囲気あるたたずまい。
有料ですが当時の武家屋敷を見学できます。
500石から1,000石取りの中老格の藩士の屋敷が並んでいて、中央部に塩見家があったことから塩見縄手と呼ばれるそうです。
瀟洒な住居に広い庭。
小さな藤棚もあって白藤が満開でした。
当時まま残されている武家屋敷は時代劇で知るところ、まさにその雰囲気です。
昔ながらの建物を生かしたお蕎麦屋さんなどもいい感じ。
その先には、文学者で有名な小泉八雲の記念館がありました。
ギリシャで生まれ、アメリカを経て、地球を2/3回るような形で日本にやってきた正にラフカディオ・ハーンの人生を学ぶ施設でした。
多くの日本人よりも、日本に興味をもちその良さを感じ取ったのですね。
記念館は塩見縄手の西端部にあたります。
舗装された道でさえも美観地区の一部として、いい雰囲気を作っている塩見縄手でした。