幅の広いホームを出発していく真新しい電車。
ブルーが爽やかな海印象を与えてくれます。
約80年ぶりに新車投入されたE131系です。
海印象なのは、人気駅になった海芝浦駅のことだけではありません。
今から遡ること90数年前、武蔵白石駅の近くに海水浴前停留駅があったくらいですから。
今の京浜工業地帯中核を走る鶴見線からは想像つかないですね。
写真はE131系の前任だった205系と乗車を待つ皆さんです。
この皆さんが、その昔の夏には海水浴客なのですから。
浮き輪とかお持ちの方が並んでいる様子を想像すると微笑ましいです。
そうそう、以前はホーム前に鶴見線専用の改札、いわゆる乗り換え改札機がありました。
ところが2022年に撤去されたのです。
しかもスイカなどIC乗車券の利用者がほとんどらしく、乗り換え改札の役目を終えたためとのことです。
こちらの写真はE131系車内からです。
確かにスッキリしていますが、駆け込み乗車しやすくなったのではとチョット心配になりました。
工場勤務者と海水浴客の混在を記憶するだけでなく、昭和な佇まいを今も残している鶴見線ホームです。