前面風景の半分以上がブルー。
上半分には、まさに空色。
そこに加わる東京湾・運河みなもの青。
そこにポツリと置かれたような片面ホーム。
海芝浦駅です。
常設駅というより臨時駅の仮設ホームという印象。
単線電化の鶴見線支線の終点・海芝浦駅は、横浜市内に位置しながら最果て感をかもしています。
それもそのはず、この場所はよく知られている通りに東芝エネルギーシステムの所有地です。
通勤専用の駅なので余計な装飾はないですし、
一般の方は駅から出られないので、駅前に商業施設などは不要ですよね。
それでもこの写真を撮った2018年頃はちょっと違っていました。
ホーム奥に屋根が見えます。
そうなんです。以前は日よけにもなる屋根があって、駅らしさありました。
しかし2019年、関東にも吹き荒れてラグビーW杯にも影響を及ぼした台風の被害を海芝浦駅も受けました。
この屋根が崩壊したのです。
翌年の2020年に訪問した時は補修工事をしていたような雰囲気ありました。
最終的には撤去されて、現在の様なホームだけの駅になったのです。
でも逆に考えると、このホームだけという状態は、海芝浦駅を旅人として訪問する分にはいいかもです。
1枚目のような快晴の日にはとってもスッキリした雰囲気になっていますし。
ただし天気を選べない通勤利用の皆さんには、雨天時が大変そうです。
以前は駅先端に屋根が合ったので、車内前方から下りれば雨をしのげましたから。
入線時にそんなことを考えた海芝浦駅です。