60周年を迎える東海道新幹線で一番新しいN700S系。
0系から60年かけてここまで進化しました。
車体カラーは白地にブルーのラインを踏襲してきていますが、
車体先頭部の形状や車体構造など、どんどん進化しています。
その東海道新幹線、見るだけでなく、乗っても快適さが進化いています。
普通車のリクライニングシートやコンセントなど整備されてきました。
それでも60周年を迎える前に無くなってしまったもの、
それが、車内販売です。
食堂車はずいぶん前に廃止されましたが、まさかの車内販売まで。
席まで販売しにきてくれる車内販売は、駅で買う時間が無かったり忘れたりした時には便利でした。
なかでも、ホットコーヒー と かちんかちんアイスにはずいぶんとお世話になったものです。
特にWで注文。
とっても冷たいアイスを包んで冷えた手を、コーヒーのカップで温める。
カップの縁から溶けてきたアイスを味わう。
冷えて甘くなった口の中に温かいコーヒーの香りを注ぐ。
たまらなく素敵な東海道新幹線乗車のひとときでした。
車内時間といえば、新幹線車窓も旅の楽しみです。
東京を発車して直ぐの東京タワー。
三島-新富士間の富士山、など見たくなる車窓があります。
特に車窓の富士山については映画『すずめの戸締り』で「寝過ごして観られなかった、観たかったなぁ」なんてセリフになって登場するくらい象徴的。
60周年を明日に控え、車内時間を振り返りました。