アメリカ最後の日の邦画副題をみると1977年ロバート・アルドリッチ監督作『合衆国最後の日』という核ミサイルが発射されるのかされないのか、ド緊迫な作品を思い出します。
そして今、同じようなタイトルながら、題材はアメリカ国内の内戦です。約半世紀を経た最後の日は、今日のの大統領選挙の状況、銃社会アメリカということから自然と連想させられるリアリティあふれる作品でした。
予告編から派手な市街戦をみせるアクションエンタメかと想像していましたが、いやいやどうして、戦場カメラマンの目を通してみたリアルな内戦しかも最前線の臨場感を体験したのです。
ええっそんな、というシーン/エピソード多々あります。渡部陽一さんなどTVでみると朴訥な印象ですが、命がけ戦場カメラマンへの見方も改まりました。
それにしても、半世紀前の作品にある意味かぶるラストの衝撃。でも意味合いは全く違います。
社会状況からのリアリティ、戦場カメラマンによる最前線の臨場感、まさに今ならではかつ望まないの映画体験をしました。
出演:キルステン・ダンスト、ケイリー・スピーニー他、監督:アレックス・ガーランド、撮影:ロブ・ハーディ