白亜の灯台に青いみなも、そして駅舎と市電。
このような風景を見ることができる日本唯一の場所。
施設を移築した明治村ならではフレームの1枚です。
そう言えば、市電車内の内部を掲載していませんでした。
乗客の皆さんが下車した後に、パチリ。
西洋梨型の吊り革取っ手、採光を兼ねて一段高くなっている天井中央部、真四角で無い窓枠など明治を感じます。
停車中の市電は、トロリーポールがよく見えました。
名古屋駅と同じようにトロリーポール向きを変えて、発車準備完了。
それにしても細く弱弱しそうに見えてしっかり集電するポールは凄いですね!
乗客を乗せ、名古屋駅方面へ発車していきました。
単線に単行の電車。
観光用アトラクションながら、その雰囲気とクオリティは乗り物好きの旅人を満足させてくれました^^
3丁目の品川灯台駅から階段を下りていきます。
登場したのは写真1枚目の左端に見えた建造物です。
神奈川県三浦半島の観音崎、千葉県房総半島の野島崎に続いて明治3年に点灯されました。
背は高くありませんが、立派な姿です。
さすが重要文化財に指定されているだけのことはあります。
その灯台の傍らに、(30)三重県鳥羽市沖の菅島灯台官舎、です。
灯台と官舎は一対ですが、ここは別々のところから移築しています。
でも違和感ないたたずまいの組み合わせでした。
レンガ造りにベランダ付き、風が強い岬ですから平屋建てです。
官舎内部には、驚きの展示がありました。
真っ暗な室内で突然灯台レンズが点灯したんです。
間近で観るとその存在感に圧倒されますね。
この回転レンズは、友和・百恵の映画『潮騒』の舞台となった伊勢湾の神島灯台で実際に使用されていたものとのことです。
本当によく考えられて、いろいろ移築して出来あがった明治村ならではの施設でした。
さあ、3丁目を横断して市電京都七条駅へ向かいましょう。