「風の中に、土のにおいに、もういちど日本を見つける。私を見つける」というコピーで日本各地の街や自然、人々の生活をドキュメントで伝えてくれるNHKBSの紀行番組・新日本風土記。
途中挿入される松たか子さんの語りが心に響くこの番組1月6日放送で岳南鉄道が登場しました。
『富士南麓 鉄道の旅』というタイトルで製糸工業の街・富士市のみならず、汚染された田子の浦を清澄し生シラス漁につなげる取り組み、駅を利用する人の気持ちに届くよう構内花壇を整備する人々など、普段の観光訪問では接することのできない日々の生活が取り上げられていました。
そしてそれらをつなぐキーが写真の岳南鉄道です。
単行電車が走るまさに地元の交通路線に2015年秋訪問したので、チラと紹介します。
東海道本線静岡方面から富士駅を通り、その隣が始発駅のある吉原駅です。
当時は写真の国鉄型211系が主力でした。
ロングシートでしたがシートふかふかで座り心地いい211系。
駅端に乗り換え階段があります。
広いヤード越しの先に自が見えました。
なかなかデカくて存在感のあります。
跨線橋を渡って駅の北側へ行きます。
その改札口からホーム側を望むと、おおっ。
自動改札ではない改札。
昔ながらのラッチと呼び無くなる風景はちょっとセピアで撮影。
新日本風土記が追っていた、生活の中の岳南鉄道そのものがそこにはありました。
乗車しましたので、続きは次の記事で。
そういえばホームに面白いものがありました。
富士山のビュースポット、です。
この日は見えなかったのですが、まさに番組の『富士南麓 鉄道』を実感しました。