新幹線網が発達してどんどん減っていく在来線特急列車。
最近では北陸新幹線の敦賀開業で短縮される特急サンダーバードのことがよく話題にのぼります。
383系で運転される特急しなのも運転区間を短縮された特急です。
名古屋・長野間をメインに運転するなか、一往復だけ名古屋・大阪間を走り通していました。
新幹線網が発達するまで、長い編成で長い距離を走るのが特急列車のイメージ。
10両編成で長野・大阪を約5時間20分で結んでいた長野・大阪間の“しなの”はまさにその姿でした。
東海道・山陽新幹線の東京・博多でさえ5時間弱。
新大阪・鹿児島中央に至っては4時間程度。
そう考えると5時間を超える乗車時間はなかなかのもの。
鉄旅ファンにとり、わざわざ乗りに行くにたる特急列車でした。
新幹線網は現存した事実であるので、新幹線走行区間を含めて長く走る大阪行き”しなの”には特急列車らしい魅力があったのです。
そんな大阪行き“しなの”に2016年3月のダイヤ改正前に乗りました。
乗り応えあったなぁ……サンダーバードの運転短縮で思い起こした特急しなのです。