話題になっている美術展に行きました。
“モネ 睡蓮のとき”です。
会場は上野の国立西洋美術館です。
ル・コルビュジエが設計した建物は重要文化財であり、彼の一連の作品を構成するものとして、世界文化遺産にも登録されたことはニュースにもなりました。
その本館前は平日にもかかわらずお大賑わい。
少し並んで入場。
展示会場の入口前には撮影スペースがありました。
今回の展示作品を凝縮したようなタペストリーが5点。
パリのマルモッタン・モネ美術館の所蔵作品を中心に展示されていた作品は、前半は私たちが知っているモネらしいモネ。
睡蓮以外にセーヌ川やチャーリング・クロス橋など風景画を堪能できます。
やがて広いモネ宅の庭の池が現れ睡蓮の連作へ。
そして後半、モネの豊かな色彩とは違う画たちに出会うことになります。
モネが晩年に向かえたある苦悩、そういう世界から生まれた睡蓮たちが登場しました。
私たちが知っているモネ、その活躍、第一次世界大戦という社会状況下で絵を描き続けるということ、そして自身に起きたことでの苦悩/対峙。
モネの人生とともにある美術展でした。
ちなみに音声ガイドがとても役に立ちました。
石田ゆり子さんの解説で1枚の絵画の背景や込められた思いなどとてもよくわかりましたよ。