1月4日記事「巳年に大蛇駅」のコメントで四季彩さんが教えてくれた蛇窪信号場。
写真がありました。
せっかくなので、記事にして紹介します。
今から5年前の2020年1月。
コロナ過が本格的になる数か月前、同年3月に引退するスーパービュー踊り子に新宿駅から乗車しました。
写真の通り、車端部に前面展望を楽しめる階段状の座席が配置されています。
乗車したのは、この最後部展望席です。
新宿駅を発車し、渋谷駅など湘南新宿ラインを進み、大崎駅発車後に東海道新幹線の高架を超えると、並走していた山手線と離れます。
西側に大きくカーブして、品川駅からの横須賀線と合流したポイントが蛇窪信号場でした。
左からやってくるのが横須賀線。
右が乗車してきた湘南新宿ライン。
1時間に各々5-10本と多くの列車が平面合流・分岐する重要なポイントです。
調べたところでは、1965年に大崎駅構内に編入されたために、その後は蛇窪信号場の名称は使われていません。
そして蛇窪の名。
地図を見る限りそのような地名は見つかりません。
そんなときに、テレビ朝日の情報番組・グッドモーニングでその名を耳にしました。
年明けの開運スポット紹介で蛇窪の名前がついた神社が紹介されていたのです。
テレビ画面に登場したのは東急大井町線の戸越公園駅でした。そしてそこから散歩しながら蛇窪神社を参拝する形での紹介でした。
なんと戸越公園駅は1936年まで蛇窪駅と呼ばれていました。
戸越や西大井地区は蛇行した川の流れから蛇窪村と呼ばれていて、その村の駅であることから付けられたのです。
蛇窪村にあるポイント(信号場)であるとともに、神社がその名を残し続けてくれている由緒ある地名でした。