レオナルドディカプリオ主演の『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』と同日公開で話題性は薄れていますが、今までのAIと違い本作で設定されている世界観が斬新なSF映画なんです!
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予告編で子供がAIの教祖(クリエイター)的に紹介されていて、
この子供と人類がいかに対峙するのか的な印象を受けますが、これが違います。
よくある人間 vs AIの戦いかと構えて観始めると、程なく今まで描かれていない人間とAIの関係性が描かれているんです。
この設定の驚きとそれを映像化して出来上がった世界観を味わうために、
予告編以上の知識を得ないで鑑賞することをオススメします。
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主人公もその世界観で悩みます。
でもその主人公がもつある揺るぎのない想いが主人公を突き動かし、
観る者さえ物語の中へ引っ張っていってくれるこの心地よさは、
さすがスターウォーズのスピンオフ映画で高評価な『ローグワン』の監督らしいミッション遂行アクション!
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まだこういうのもあるんだというカッコいいメカの数々、Fly Me To The Moon やドビュッシー・月のしずく、ハンス・ジマーのオリジナル等楽曲使用のセンスの良さと相まって、監督の世界に浸った2時間です。
2023年:20世紀FOX、監督:ギャレス・エドワーズ、出演:渡辺謙、(見事な子役)マデリン・ユナ・ボイルズ他